特集 今を読み解くキーワード集
(A)活動方法論
ソーシャル・マーケティング
橋本 栄里子
1
1慶應義塾大学大学院医学研究科医寮政策管理学教室
pp.1006-1007
発行日 2000年11月25日
Published Date 2000/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902306
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定義・語義
ソーシャル・マーケティングとは,企業における製品の開発・販売を促進するための方法論であったマーケティングの技法を,人々の考え方や習慣を変革する社会的キャンペーンなどに応用したものである。フィリップ・コトラーによれば「標的集団における社会的アイデアあるいは主義主張の受容可能性を増加させることを目的とするプログラムの設計・実行・統制である」(コトラー,1989)と定義される。
具体的には,企業の社会貢献・文化支援,非営利組織(政府機関・学校・病院・美術館など)の活動・社会変革キャンペーン,公共政策や社会政策などに関するマーケティング活動を総称して,ソーシャル・マーケティングと呼ぶ。
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