連載 世界のフィールドから 健康づくりはボーダレス・8
韓国の医療協同組合
稲本 悦三
1
1稲本建築設計室
pp.966-968
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902078
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都市貧民と呼ばれる人々
ソウルに都が建設されたのは,1394年李氏が韓半島を統一した時,「風水説」に適合した場所を捜し求めた結果,現在のソウル市の位置に決まったそうです。当時の人口は約11万人で,その後大きな変化もなく維持され,現在のソウル市の人口の1/120,面積で1/38でした。20世紀に入るころには都の人口は20万人になっていました。
1910年日本の朝鮮併合後ソウル市への人口流入が増加し1920年には25万人,ソウル市の面積は約2.3倍に拡大しました。その後,1945年の解放,1950年の朝鮮戦争を通して海外からの帰還民,北からの越南民で,1960年代のソウル市の人口は245万人に激増しました。
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