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バナナクラブは味も笑顔も多国籍—在日外国人親子の育児交流会 中野区中野保健所南部保健相談所
pp.799-802
発行日 1999年10月10日
Published Date 1999/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902049
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中野区保健所南部保健相談所(以下,南部保健相談所)では,平成7年9月から在日外国人親子を対象にした育児交流会“バナナクラブ”を実施している。本号特集では,行動先行型ニーズ把握の事例としてこの事業についてご報告いただいたが(839ページ),本欄では写真とともにその模様をご紹介する。
南部保健相談所の管内は,下町的雰囲気を残した中野区南部の地域(連載『大都会のなかの小さなまちしんやまの家ストーリー』もこの管内が舞台)。バナナクラブは,在日外国人親子がさまざまな育児上の困難にぶつかっていることを保健婦らが乳幼児健診などでとらえ,所内で話題にしたことがきっかけになり,外国人親子の孤立化防止や子育ての不安や困難の軽減を目的に始まった。スタッフは,南部保健相談所の保健婦,栄養士,歯科衛生士,心理相談員,保母,事務職らの多職種のほか,通訳のボランティアである。
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