活動報告
難病療養者の在宅ケアにおける保健婦活動の検討
伊藤 修子
1
1栃木県県北健康福祉センター(旧,大田原保健所)
pp.229-234
発行日 1998年3月10日
Published Date 1998/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901746
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はじめに
地域保健法の制定により,難病対策は保健所事業として位置づけられた。今後保健所は専門的,技術的な対応を必要とする難病療養者に対する支援のコーディネーターとしての機能を発揮することが期待されている。
今回,病状重症期に確定診断され,病名告知を受けた筋萎縮性側索硬化症amyotrophic lateral sclerosis(以下,ALS)療養者に対して,保健所保健婦が中心となり地域の保健,医療,福祉機関との連携ネットワークによりターミナル期を支援した。この事例への支援過程を分析し,難病療養者ケースマネジメントにおける保健婦活動について検討したところ,そのあり方について1つの指標を見いだしたので報告する。
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