研究
保健婦の保健計画・施策化能力の育成に関する研究—能力を構成する要素とその現任教育の必要性
村山 正子
1
,
丸山 美知子
2
,
山崎 京子
3
,
大野 絢子
4
,
宮地 文子
5
,
斉藤 泰子
5
1富山医科薬科大学医学部看護学科
2国立公衆衛生院公衆衛生看護学部
3神奈川県立衛生短期大学専攻科
4群馬大学医学部保健学科
5埼玉県立衛生短期大学専攻科
pp.220-228
発行日 1998年3月10日
Published Date 1998/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901745
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●要約
新たな地域保健に対応できる保健婦の機能のうち,行政的な力量が必要と考えられる保健計画・施策化能力を取り上げ,構成要素(40項目)の選定とその妥当性および現任教育の必要性について,保健所・市町村の保健婦リーダーを対象に調査を行った(回答数708人,53.0%)。
その結果,構成要素の妥当性が認められた。構成要素の「重要度」については,保健婦の日常業務に関連する項目は高いが,行政組織に関連する項目はやや低かった。
現任教育の教育ニーズは,「重要度」の結果と同じ傾向であったが,今後の現任教育では計画立案および実施に関わる項目についての能力を強化する必要がある。
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