活動報告
痴呆相談事業における保健師の現任教育効果と事業施策化の過程分析
村田 ノリ子
1,2
1熊本市健康福祉局健康生活部国民健康保険課
2元熊本市西保健所保健予防課
pp.330-335
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902604
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■要旨
熊本市の保健所・保健センターでは,老年期精神科専門医が参画して保健師との同行による在宅痴呆性老人訪問相談を行っている。
保健師は,本事業の一連の過程で,訪問前ミーティング・同行訪問・ケアプラン作成・継続訪問・訪問後カンファレンス・事例検討会などを体験し,事例の処遇改善などの効果とともに,痴呆をはじめ老年期精神疾患の専門的知識と対応を学び,現任教育の機会となった。さらに,専門医と保健師のコミュニケーションが活性化され,保健師の痴呆に対する興味と関心が深まり,教育的な相乗効果が生じた。
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