特集 ケアマネジメント
V章 それぞれの立場からみたケアマネジメント
訪問看護婦の立場から
乙坂 佳代
1
1港南区医師会訪問看護ステーション
pp.1035-1038
発行日 1997年11月25日
Published Date 1997/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901682
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今や介護保険の導入は秒読みである。在宅ケアにかかわる私たちとしては,介護保険そのものよりケアマネジメントの機能に期待を寄せ,注目している。それは「ケアマネジメント」が,新しく導入する制度や考え方であるにもかかわらず,本来の在宅ケアの根底を示しているからである。
この1〜2年は「ケアマネジメント」を受け入れるための土台を作る時期でもある。それぞれの職種,そして地域では何が課題なのかを明らかにし,改善をめざして取り組んでいくことができれば,より質の高い,かつ効率的なサービス提供をするための制度(考え方)として「ケアマネジメント」が定着していくことだろう。本稿では訪問看護ステーションの経験からケアマネジメントについて,私たち看護婦の課題を明らかにする。
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