特集 昭和40年度看護教育研究会夏期講習会集録
シンポジウム
総合看護について
看護婦の立場から
鈴木 こう
1
1京都第一赤十字病院看護部
pp.20-22
発行日 1965年11月1日
Published Date 1965/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905937
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司会 ただいまから,総合看護についてのシンポジウムを開催致します。総合看護につきましては,近来社会の進歩とともに,医療の場におきましても総合保健医療と称されて来ております。医療のチームメンバーとしてその一役を担なっております看護婦が,その役割はいかにあるべきかということを考えるときに,いままでの私たちがしてきた看護は,患者を対象にしてきたけれども,医療の概念が拡大されたと同時に,看護の概念も拡大されております。ときに,私たちはいかなる看護を実践していかなければならないか,これは私たちが患者を人間として,生物学的に,生理学的のみでなく,社会的に心理的に患者を把握して看護をしていかねばならない。こういった社会の要求があるわけであります。
こういうふうに受け止めるときに,この看護はいかにあるべきか,そしてどう展開さしていかなければならないかをきょうご出席いただいた各講師の先生からご発言願い,みなさまからもご発言いただいて,きょうのテーマである総合看護について,しっかりご勉強いただきたいと思います。
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