特集 保健活動のパラダイム・シフト
[学際からのアプローチ]
人権論—子どもの人権から見た保健活動
増山 均
1
1日本福祉大学
pp.1033-1037
発行日 1996年11月25日
Published Date 1996/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901473
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はじめに
保健活動のパラダイム転換に向けて,人権論からのアプローチをせよとの課題をいただいた。人権論からアプローチする場合,本来保健活動が対象とする乳幼児期から高齢期までをトータルに視野に入れて論じるべきであるが,私の専門と研究関心が「子ども期」にあるので,小論では「子どもの人権」からのアプローチになることをあらかじめお断りしておきたい。
さて,「子どもの人権」の視点とその今日的到達点について最初に簡単に紹介することから始めよう。
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