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連載 海外文献紹介—東京大学医学部地域看護学教室からの発信・10
ナーシングホーム入所へのリスパイト利用の影響
Karl Kosloski, phD, and R.J.V. Montogomery, phD : The Impact of Respite Use on Nursing Home Placement, The Gerontologist, 35(1), 67 74, 1995.
小林 奈美
1
1東京大学医学系研究科保健学専攻博士課程
pp.825-829
発行日 1996年10月10日
Published Date 1996/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662901429
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はじめに
米国において家族によるインフォーマルケア*1)は長期療養の第一の手段であり,政治家もそれを支持することに多大な関心を寄せてきた。過去10年間にわたり,家族のインフォーマルサポートに関するさまざまなデザインの介入研究が行われてきた。これを大きく分類すると2つのタイプに分けられる。
1)患者や介護状況を調整するための,介護者の能力を伸ばすデザインのプログラム(心理療法やサポートグループなど)
2)一般的なケアの代替によって,介護者を解放するためにデザインされた資源を提供するプログラム(いろいろな形態のリスパイト)
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