海外レポート
ニューヨークのナーシングホームから—最近の話題
吉田 冬子
1
1メアリ・マニング・ホーム
pp.692-695
発行日 1989年7月1日
Published Date 1989/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922317
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天皇崩御に際してのちょっとしたおしゃべり
「生きているものは皆いつか死ぬ.天皇陛下でさえも…」と思っていたら,本当に裕仁天皇が崩御になった.このニュースは直ちに世界中を駆け巡り,こちらのニューヨーク・タイムズでも見開き4ページで大々的に報道された.その日,ランチで私と居合わせたのはフィリピン,中国,オランダ,アメリカのナース.揃って中高年族であった.以下はほんのおしゃべり.
話した中で,天皇の戦争責任について最も手厳しかったのがオランダ人.戦時中のインドネシアで行なわれた,多くのオランダ兵捕虜に対する殺戳,虐待を今なお忘れていない,とぶちあげる.
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