特集 2030年に向けたHIV/AIDS対策
LGBTQの健康課題の現状と今後の課題
日高 庸晴
1
1宝塚大学看護学部
キーワード:
LGBTQ
,
HIV予防行動
,
性的マイノリティの自殺行動
,
カミングアウト
Keyword:
LGBTQ
,
HIV予防行動
,
性的マイノリティの自殺行動
,
カミングアウト
pp.794-800
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209522
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【ポイント】
◆ゲイ・バイセクシュアル男性を対象にした,HIV感染症やLGBTQ全般を視野に入れた自殺予防啓発が,国や自治体の施策で最も取り組まれてきた健康課題である.
◆LGBTQ当事者の多くは学齢期にいじめ被害や自傷行為を経験しており,他集団に比較して極めて高率である.
◆20年前の10歳代のゲイ・バイセクシュアル男性の親へのカミングアウト率は8.7%であったが,20年を経た2019年調査では26.5%まで上昇,およそ3倍になった.
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