研究
高齢障害者の在宅ケアニーズ評価方法の検討[1]—在宅ケアアセスメント表の開発
加藤 基子
1
,
鎌田 ケイ子
2
1共栄学園短期大学
2東京都老人総合研究所
pp.566-571
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900723
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はじめに
「在宅ケア」は高齢障害者の生活の継続性と,主体的な生活を保障し,住み慣れた場での生活は残存能力を活性化させ,生活の質を高める有効な方法とされている。厚生省も増加する高齢障害者に対して在宅福祉推進十か年事業を策定し,老人保健法による訪問看護ステーションの設置など「在宅ケア」支援を重点施策の1つとしている。
高齢化社会に対応していくためにも,高齢障害者の在宅ケア支援の効果を上げることが求められている。そのためには,サービス提供者が個別のケアニーズを適切に評価することが重要である6)。さらに,在宅高齢障害者の複雑で多様なケアニーズに対応し,ケアサービスをチームで提供していく必要性から,ケアニーズ評価の基準化を検討する必要性が指摘されるようになっている7,8)。
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