連載 保健所長のひとりごと
来し方,行く末—保健行政のこれからと保健婦
太田 記代子
1
1佐賀県鳥栖保健所
pp.496-497
発行日 1993年6月10日
Published Date 1993/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900710
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時は流れても変わらぬ健康への願い
「命あっての物種」とはよく言われる言葉であり,不老長寿は大昔から人々の願いでありました。その命を守るのが保健医療であり,保健婦は一翼を担って大きな役割を果たしてきました。世界一の長寿を為し遂げた今,日本の保健医療行政は,もっと評価されてもいいのではないでしょうか。保健婦のあずかるところも大きかったので,ともに来し方を振り返り,更に行く末を考え,よりよい方向を探り出さなければならないと思います。
私が保健所に入ったのは1967年でしたので,その後のことは比較的よくわかりますが,それ以前は,記録に頼らざるを得ません。
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