今月の主題 内科医のためのCT
鼎談
CT—来し方,行く末
蜂屋 順一
1
,
坂本 二哉
2
,
関谷 透
3
1杏林大学医学部放射線科
2日本心臓病学会誌「Journal of Cardiology」
3社会保険大宮総合病院放射線科
pp.1873-1884
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906574
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Pre-CT時代
関谷(司会) CTが1972年に発明されてから二十数年が経ちましたが,この間医療における画像診断の役割が大きく変わってきました.
私が画像診断を習得し始めた時期とCTの発明とはそれほど差がありませんでしたので,CTに対して全く違和感はなかったのですが,坂本先生,蜂屋先生はもともとCT以前の画像診断でトレーニングされて,平たくいえば一人前になられた後にCTが発明されましたので,私たちの世代とはかなり違う印象をおもちではないかと思います.蜂屋先生が入局された頃と比べ,CTが発明されてから放射線科は変わったでしょうね.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.