特集 地区担当と業務担当
市町村からみた保健所組織再編成
これまでの信頼関係をベースに協力体制を強化したい
佐藤 史子
1
1新潟県西蒲原郡弥彦村役場
pp.453-455
発行日 1992年6月10日
Published Date 1992/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900502
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はじめに
弥彦村は,新潟県のほぼ中央に位置し,1市11か町村で構成される巻保健所の管内にある人口およそ8200人の村である。
巻保健所は,平成元年の再編成の際『一般保健所』として,検査部門が基幹保健所である三条保健所に吸収され,縮小された形で残された。保健所保健婦も地区担当制から業務担当制へと移行されたが,市町村保健婦の強い希望もあり,総合窓口としての市町村担当というのが残り,新たな事業に着手し,一方,市町村保健婦は地区担当制の中で受けていた有形・無形の援助を,顧みる間もなく目先の事業に追われ,疑問符を抱え込んだまま3年が過ぎようとしている。
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