特別寄稿 本号1月号の特集「保健婦がしばしば使う用語を考える」を読んで
「それは具体的にどういうこと」との問いかけを大切に
増田 典子
1
1奈良県郡山保健所
pp.221-223
発行日 1992年3月10日
Published Date 1992/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900448
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
「保健婦が使う用語の再考」を読みはじめ,私自身の活動はどうなのか,と立ち止まってしまった。事業に追われる日々の中で,最も重要なチームで認識を具体的に確認するということを,少し横に置いていたように思う。様々な事業の打ち合わせは,関係職種で行なってはいるが,具体的な目標・評価を出さないまま抽象的な言葉で納得をしていた。そのために評価も曖昧になっていた。岩永先生は,「町の健康まつり」を例に述べられていたが,私自身もう一度自分たちの活動を振り返ってみたい。
今回の特集では,普段,何気なく使っている「住民参加」「組織づくり」「地域ニーズ」を,各3名の保健婦の方々がどのように受け止めていて,これらの言葉を使っているか記載されていた。それを読んでの感想などを述べる。
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.