連載 保健婦日記・4
孫へのプレゼント
神谷 栄子
1
1茨城県つくば市
pp.224-225
発行日 1992年3月10日
Published Date 1992/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900449
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薬は飲まぬ!
「血圧が180/110。別に毎日元気に暮らしてんだから問題ねえよ。血圧を下げる薬? 飲まねえよ。調子が狂っちまう」とJ爺さんがムッとした。
年齢は七十歳。部落の老人会で会長を務めている。時々、谷田部町役場の保健指導室へ、ふらりと血圧測定にやって来る。
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