連載 地域ターミナルケア—看とりを支える沼隈町の通所訓練教室・5
デイケアの年間行事—春から秋へ
松井 京子
1
1広島県沼隈町
pp.1100-1104
発行日 1991年12月10日
Published Date 1991/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900391
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お花見
春,4月,天候晴れ。今日は花見に出かける日。デイケアの新年度はいつも桜の下で始まるのである。月初め恒例の朝礼での町長の挨拶もそこそこに,職員は出発の準備をする。
3月半ばには桜前線の北上が気になり,月末には降水確率も加え,天気予報を聞き入る毎日である。日にちが決まると,絵の上手なヘルパーがカットを入れた「ご案内」を配り,参加者を募る。余り寒くなく,桜の美しい時期に,且つ安全に,1人でも多くの人に参加していただこうと,スタッフの綿密な打ち合わせが続く。
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