連載 病棟の遊びをデザインする・7
小児病棟における遊びと行事
井上 恵美子
1
,
多田 千尋
2
1日本大学付属板橋病院小児病棟
2芸術教育研究所
pp.282-283
発行日 1997年3月1日
Published Date 1997/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905305
- 有料閲覧
- 文献概要
子どもへの看護において,遊びの重要性,必要性が協調されるようになって久しいが,看護の現場で実際に遊びを取り入れることは,時間的にも,人的にも,さらに,医療スタッフの遊びに対する知識・技術という点からも大変困難なように思われる.しかし,病児といえどもエネルギー発散を楽しむ子どもたちは常に遊びを必要としている.
子どもたちは自分自身で考えられる範囲の遊びをしているのだが,病院という制限の多い環境の中では考えられる遊びにも限界があり,もっと多くの遊びや遊びのきっかけを提供してほしいと子どもたちは望んでいるに違いない.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.