特集 多様な分野で働く保健婦
[インタビュー]世界に飛躍する保健婦
ネパールの人々から学ばされて
国分 恵子
1
1石川県山代保健所
pp.553-556
発行日 1991年7月10日
Published Date 1991/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900270
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あこがれのような気持ちが現実になって
本誌 どのような経過でネパールにいかれるようになったのですか。
国分 私が県庁の母子保健係に在職中の昭和63年に,母子愛育会主催の保健婦の地区研修会を石川県が引き受けることになりました。その時,講師としてこられた日本総合愛育研究所所長の平山宗宏先生から「JICA(国際協力事業団)でネパールに行ってくれる保健婦を探しているんだけれども,誰かいないだろうか」というお話を伺い,その時あこがれのような気持ちで行ってみたいと申し上げたら,先生がJICAを通じて県に要請して下さいました。丁度その前年の昭和62年に,各都道府県に職員を海外援助のために派遣する条例ができたことと相まって,ネパールへ行くことができるようになったのだと思います。私がその適用になった最初の職員です。
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