研究
精神障害者家庭訪問における服薬指導のあり方を考える(第1報)
田中 睦子
1
,
神田 のぞみ
1,2
,
松園 久恵
1,3
,
木口 富士枝
1,3
,
吉田 悦子
1,3
,
菅 小百合
1,3
,
山田 忠子
1,3
,
上田 多恵子
1,4
,
坂下 照代
1,4
,
重藤 和弘
1,4
,
高田 浩一
5
1現在,長崎県福江保健所
2現在,長崎県長崎保健所
3現在,長崎県平戸保健所
4現在,長崎県島原保健所
5離島医療圏組合五島中央病院精神科
pp.845-848
発行日 1990年10月10日
Published Date 1990/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900130
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はじめに
精神医学の進歩や社会情勢の変化に伴い,地域の精神医療は従来の入院を中心とした医療から,通院治療と退院後のフォローによる速やかな社会復帰を如何に図るかに変わりつつある4,8)。ことに,1988年の精神衛生法の改正をふまえ,精神障害者の早期社会復帰を目指した在宅ケアが各地域で,積極的に行なわれるようになった。
しかし,こうした脱入院・在宅ケアが定着していく一方,服薬中断による治療脱落者・再入院患者の増加6,7,9)は,精神保健のなかで大きな問題となってきている。
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