特集 地域の看護ニーズに対応できる継続教育(2)
現任教育を中心に
私の自己学習法
伊藤 真由美
1
1新潟県北魚沼郡湯之谷村役場住民課
pp.221-224
発行日 1989年3月10日
Published Date 1989/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207711
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はじめに
重要文化財のような木造の村役場に通いはじめて3年がたとうとしている。私は,市街地からの通いの保健婦である。村の保健婦は村に住むのがあたりまえの土地柄だから,通いはかなりのハンディである。1年目の目標は,村の人に顔を知ってもらうこと,2年目も同じであった。今年になってようやく「あ〜あ,保健婦さんだね」と道端で会っても覚えてもらえるようになった。この間に訪問した人は,村に住む人のまだ1/6にすぎないが,少しずつ馴染みの人も増えた。村での私の仕事づくりはこれからだ。
こんな状態の私に,自己学習法について書く機会が与えられた。自己学習などを意識したことがなかったので気が重かった。しかし,いままで思いつかなかったことを考えることも自己学習だと思い,気を取り直してまとめてみることにした。
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