特集 臨床3年目の迷いをどう切り拓くか
自己実現の指針としての体験学習—看護実践における自己成長のために
浅川 明子
1
1神奈川県立看護教育大学校
pp.279-284
発行日 1985年3月1日
Published Date 1985/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921024
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最近,自己啓発や対人関係能力の向上を意図した‘体験学習’が,看護における基礎教育や継続教育プログラムの中でも盛んに計画されるようになってきている.古来,‘身をもって知る’とか‘体験に勝るもの無し’など,体験を通して学ぶことの意義は高く評価されてきた.しかし,その意味合いはここでいう体験学習とは,目的も方法も異なっていよう.しかし自らの体を使って学ぶという点では,同じような学習方法ではないだろうか.
本稿では,看護を学ぶ上で体験学習が必要とされる理由や体験学習の実際について,本校看護教育学科における教育経験から述べたいと思う.
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