特集 新人ナースに贈る
より広い視野と視点を—院内教育と自己学習を通して
嶋田 幸子
1
1北里大学病院看護部
pp.344-352
発行日 1989年4月1日
Published Date 1989/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922241
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北里大学病院では毎年120-130名の新人看護婦を迎える.看護部教育係では4月に新人看護婦を迎えてから6か月間,新人看護婦たちが1日も早く病棟に適応できるよう,各病棟をラウンドしながら,彼女たちの相談に応じている.時には現場から少し離れた立場で婦長の悩みを聞いたり,一緒に考えたりすることもある.
私が院内の専任教育係として現任教育にかかわるようになってからほぼ2年がたったが,専任教育係を担当する前は,私は呼吸器内科と外科病棟で毎年5-6名の新人看護婦を受け入れていた.今振り返ってみると,新米婦長だったためか,かなり気負い過ぎていたようにも思うが,新人看護婦たちの看護婦としての将来を左右する,基礎作りになるという責任感を持ってかかわってきた.
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