発言席
人に対する専門家
高松 鶴吉
1
1北九州市立総合療育センター
pp.194
発行日 1988年3月10日
Published Date 1988/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207497
- 有料閲覧
- 文献概要
最近,handicaped personという代わりにperson with handicapという言葉が用いられる傾向になってきています。日本語で言えば「障害者」という言葉ではなく「障害を持った人」という呼び方です。
なぜこのように変わってきたのかといえば,障害者と言ってしまえば「障害」という属性が全体を蔽い隠し,「者」が持っているいくつもの特性が消えるという語感があるからです。障害者も人それぞれであり,さまざまな人々がいるという,その人のところがうすくなってしまう感じがするのです。
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.