患者の論理・医者の論理17
医師と専門―患者にとっての専門家と医師のなかでの専門家
宮田 靖志
1
,
山本 和利
2
Yasushi Miyata
1
,
Wari Yamamoto
2
1Division of Genetal Medicine & Primary Care.Beth Israel Deaconess Medicine Center
2札幌医科大学地域医療総合医学講座
1Division of Genetal Medicine & Primary Care.Beth Israel Deaconess Medicine Center
pp.792-796
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101025
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Case 1
10歳,男児.父親に連れられて来診.4日前に野球の練習をしていた時,自分で振ったバットで頭をぶつけたので診てほしいとのこと.受傷後,意識消失,嘔吐などの症状はなくこれまでどおり元気に過ごしているが,ぶつけた左頭頂部を触ると痛いので心配であるという.受傷部分を触ると,軽度の皮下組織の隆起と軽い圧痛を認める.診察結果と受診時までの経過より,軽度の打撲であり数日で痛みは消失するであろうことを説明した.野球の練習は続けてよいかとの質問に,何ら差し支えないことをお話しし,診療を終えた.
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