特集 総合診療医の“若手ロールモデル”を紹介します!—私たちはどう生きるか
【若手ロールモデル&データファイル集】
私の総合診療=❶(職場+地域)×専門家とのつながり×人の暮らし
金 弘子
1
1頴田病院 総合診療科
pp.24-27
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429202438
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私は、卒後9年目の医師である。大阪出身だが、後期研修以来、福岡県飯塚市で「家庭医療」「在宅医療」という2つの専門医プログラムを修めた。後期研修中には、九州・沖縄の専攻医を対象としたオンライン勉強会「KOPe(Kyusyu Okinawa Portfolio e-learning)」を立ち上げるなど、継続的な学習環境づくりに取り組んできた。
本稿のタイトルは、現在、頴田病院 総合診療科に勤務している「私の日常業務」を表している。まずは、日々の外来・訪問・病棟での診療や地域で求められる健康にまつわる諸事のなかで、医師としての専門性を活かすことである。そして、私だけでは完結しえないことを、院内外の医療・介護・福祉の専門家と連携し、治すものは治す。加えて、医療・介護・福祉の枠を超えた多分野の人々とつながることで、より総合診療の専門性が活かされる。今のところ、そのような医療を提供していくことで、人々の生活を豊かにすることが、「私の総合診療」だと考えている。
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