座談会
問題の早期発見と素早い対応をめざす―「連載/呆け老人の地域ケアの方向を探る」のまとめとして
小沢 桂江
1
,
田嶋 光枝
2
,
尼崎 瑞恵
3
,
増田 万里子
4
,
野川 とも江
5
,
高崎 絹子
5
1埼玉県所沢市役所
2埼玉県草加市保健センター
3埼玉県吉川保健所
4元埼玉県老人をかかえる家族の会
5埼玉県立衛生短期大学
pp.892-904
発行日 1987年10月10日
Published Date 1987/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207406
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I.はじめに
高崎 呆け老人の問題は,実際に地域で働く保健婦にとってみますと,1例1例が大変なことでして,大騒ぎをするだけでは解決つかないということから,どういう状況があって,どんなふうにそれに取り組もうとしているのか,これからどんな方向で活動していけばいいのか,そのためには何が足りないのかということを考えてみようというようなことからシリーズ「呆け老人の地域ケアの方向を探る」が始まったわけですね。
ですから,きょうの座談会では,大変すばらしい活動ができましたので聞いてくださいというような形ではなくて,実際に地道にやってきていらっしゃる皆さんのご苦労話を含めて,模索しながら歩いていきたいという,そういう意気込みが出てくればいいのではないかと思っております。
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