難病/活動報告
島しょにおける難病患者の実態と援助活動のあり方
網野 寛子
1,2
1東京都衛生局公衆衛生部成人保健課
2前島しょ保健所大島出張所
pp.879-888
発行日 1986年10月10日
Published Date 1986/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207226
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1.緒言
昭和39年ごろ,埼玉県戸田町付近を中心に集団発生したスモンに端を発した難病対策は,国の「難病対策要綱」に基づき,調査研究の推進,医療施設の整備,医療費自己負担の解消を柱として全国的に推進されてきた。
東京都は昭和47年,衛生局に医療福祉部を設置し本格的な取り組みを開始した。現在の特殊疾病対策は図1のとおりである。在宅難病患者訪問相談指導は,東京都の保健所(多摩地区および島しょ)の保健婦により,昭和59年度は17か所でおこなわれている。
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