連載 保健所から母子保健を逃がしてよいのか・3
子育ては地域文化の伝承を元に
浦崎 貞子
1
1東京都武蔵野保健所
pp.838-843
発行日 1986年10月10日
Published Date 1986/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207218
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故郷(漁村)での出産,子育てから
昭和59年夏,弟の第2子と妹の初産の出産予定日がほぼ同じということで,母の亡き後「男手ばかりの我家ではどうすれば良いか」と,気をもんでいた父からの相談で,出産の手伝いに帰ることにしました。
義妹は,故郷の島(態本県天草郡)から船で20分ほど離れた別の島にある公立病院の産科で,予定日に第2子を無事に出産しました。第1子の出産後は,実家で1か月余を過ごしてから帰ってきましたが,今回は病院を退院すると婚家に帰るようにして,私が手伝うことにしたのでした。
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