連載 活動の中から
今こそ,保健所と力をあわせて
吉田 幸永
pp.844-845
発行日 1986年10月10日
Published Date 1986/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207219
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保健所のたそがれとか再編成とか言われ出して10数年が経過した。この間保健所の形骸化が徐々にすすみ,保健所活動のメインである母子を市町村へ移す問題が身近かにせまってきた。特に母子に力を入れてきた保健所ほどこの感はつよい。
わが町でも町保健婦と保健所保健婦がしっかり手をつなぎ,信頼できる保健所づくりをし,自信をもって保健所の乳幼児クリニックに力を入れてきた。相談が終わってからのミーティングもいっしょ,サアー,これから保健所とともに母子に力を入れようと思っていたやさき,母子は市町村でとはいったい全体どういうことなんだ!保健所よ,しっかりしてくれと言いたい。母子を外しての保健所,特に保健婦活動は考えられない。
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