連載 ケアはつづくよ・10
地域ケアという名の新しい文化
飯島 惠道
1
1東昌寺
pp.864-865
発行日 2001年10月15日
Published Date 2001/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901233
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「地域ケア」の語は医療職にとってなんら目新しい言葉ではなく,誰でも必ず耳にする言葉であろう。介護保険が施行された今となっては,「知らないほうがどうかしてる!」くらいメジャーな言葉となったのではないか。今という時代は,保健・医療・福祉が三位一体となってケアについて考え,手を取り合っていかなければ,十分なケアは提供できない時代である。故に「地域ケア」の語は,医療職のみならず,保健・福祉にかかわる人間も当然耳慣れた言葉となっている。
以前の連載で紹介したように,私は今,保健補導員を務めさせていただいている。そして,この役職を務めるにあたってのささやかな夢もある。しかし,補導員としての活動に参加すればするほど,その夢からは遠ざかっていくような気がする今日このごろである。
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