総説
21世紀にむけての地域で働く保健婦の新しい役割
波多野 梗子
1,2
1日本女子体育大学保健学
2日本女子体育大学看護学
pp.458-466
発行日 1985年6月10日
Published Date 1985/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207012
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今,保健婦に社会的な大きなゆさぶりがかかってきている。それは外側からと内側からとの両面からの大波で,場合によっては飲み込まれてしまいかねない事態になってきている。〈公衆衛生〉の大枠をはずされてしまった後の保健婦は,どこへただよって行ってしまうのだろう。住民と共に歩んだかどうかの歴史的な実績が,おそらく如実に表われてくることになるのだろう。
このような事態を真剣に憂慮している人たちは多い。本稿を寄せられた波多野教授もその1人で,いても立ってもいられず,思わずペンをとってしまったという思いが,行間にあふれている。読者の後評を期待したい。
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