連載 保健活動の〈見直し〉から〈見通し〉へ・22
保健医療の総合的接近のための"第3の自然史"の提案—〈学習体〉の多重構造的自律性の理解
丸地 信弘
1,2
1PHC研究会
2東京大学医学部保健学科
pp.468-481
発行日 1985年6月10日
Published Date 1985/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207014
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はじめに
〈活動の見直しから見通し〉をテーマとするこのシリーズは22回目を迎えた。私たちPHC研究会は,第14回(昨年9月号)から活動〈見通し〉のために〈第3の視点〉という感性的捉えに係わる問題を語り始め,その基本的考え方と実践的応用例をこれまで紹介してきた。
そして,前回は保健活動の"総合的な見方"を述べると共に,活動見直しから見通しの段階で人々の心の中に多様な転換点が生じるので,その情報交換で生じる"あいまいさ"を防止する方法をみつける必要があることを指摘し,当面その検討が課題になると強調した。
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