昭和59年度 保健活動専門研修より 〈講演〉
子宮癌検診について
天神 美夫
1,2
1東京都がん検診センター
2杏雲堂病院婦人科
pp.181-189
発行日 1985年3月10日
Published Date 1985/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206963
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独自のやり方で発達した日本
きょうは,老人保健法と子宮癌検診のお話ですが,子宮癌検診はいろんな国で,いろんなやり方をやっており,日本は独自のやり方で発達をしてきました。
子宮癌を発見するという医療行為という点では,アメリカでも非常にたくさんやられており,大体20歳以上の婦人の50%以上やっているのが,ニューヨーク州,ワシントン州などで,少ない州でも30%ぐらいです。カナダでも,たとえばブリティッシュコロンビア州では20歳以上の婦人の47%ぐらいをやった時代がありますが,いまはもう少し下がっているそうです。
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