臨床研修セミナー 外来診療指針
III.癌検診外来
子宮体癌検診の実際とそのチェックポイント
西谷 巌
1
,
井筒 俊彦
1
,
吉崎 陽
1
Iwao Nishiya
1
1岩手医科大学産婦人科
pp.1018-1021
発行日 1990年11月10日
Published Date 1990/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900192
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近年,子宮体癌は著しく増加していることから,昭和62年度より,老人保健法(老健法)による子宮体癌検診が実施されている。
とくに,高危険群(ハイリスクグループ)の設定によって,これまで罹患率が子宮頸癌のおよそ1/10と考えられていた子宮体癌は,検診による発見率が,ほぼ子宮頸癌と同率となり,子宮体癌検診には,未だ多くの問題点が残されている1)。そこで,子宮体癌検診について実施方法といくつかの問題点について述べたいと思う。
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