Q&A
子宮癌検診における子宮内膜スミアの有用性
関谷 宗英
1
,
矢沢 珪二郎
2
1千葉大学医学部産婦人科
2ハワイ大学
pp.1515-1516
発行日 1994年12月10日
Published Date 1994/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902000
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Q 40歳以前で性器出血などがない女性に,子宮内膜癌検査を目的に行うEndocyte使用によるスクリーニングの有用性を,costbenefitの面も含めお教え下さい(奈良県 K生).
A 子宮体(内膜)癌検診の対象は最近6か月以内に不正性器出血を訴えたことのある者とされており(老人保健法),不正性器出血のない者は検診の対象とはならない.一方,体癌が好発(90%以ヒ)する年齢50歳以Lあるいは閉経後の婦人が検診の主な対象であるが,ときに(体癌の数パーセント)若年体癌(40歳以前?)が発見される.若年体癌を見逃さないよう未妊婦であって,月経不規則(危険因子)の婦人も対象としている.
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