活動報告
京都市における在宅寝たきり老人訪問看護指導事業のこれまで
今井 逸子
1,2
1京都市東山保健所
2京都市職労衛生支部政策協議会保健婦部会
pp.65-71
発行日 1985年1月10日
Published Date 1985/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206949
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I.はじめに
京都市衛生局では,昭和51年の市社会福祉審議会の"寝たきり老人に対する地域看護サービスの実施が必要かつ緊急を要する"(当面する老人福祉対策のあり方についての第一次答申—地域看護サービスと関連施策について)との答申を受け,昭和54年から"在宅寝たきり老人訪問看護指導事業"が実施されている。
事業の概要は,民生局作成の寝たきり老人等見舞金名簿を基礎として,あらかじめ作成された名簿登載者を対象に保健婦がはじめ訪問する。そしてその結果にもとづき,看護方法などの指導が必要で,本人,家族からも訪問が希望されている寝たきり老人の家庭へ,看護婦資格をもつ指導員を派遣して,本人・家族へ看護方法,療養方法などの指導を行うものである。
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