特集 レールを敷くのは私たち
活動の中の青い烏やーい
レールの上を走るだけでなく
池田 信子
1
1秋田市役所
pp.15-16
発行日 1985年1月10日
Published Date 1985/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206941
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ガーンと頭を殴られて
秋田市に勤めて20年が経過した。勤務当初は寄生虫保卵率99.9%,1人で3種類もの虫卵を持つのもめずらしくない地区もあった。保険勧誘者と誤解されたり,とにかく保健婦を知ってもらうことから私の保健婦活動は始まった。田畑で働く人に声をかけたり,清掃検査の巡回や訪問で生活環境の把握をしたり,台所のような保健婦でありたいと願いながらの毎日であった。
秋田市は人口291,941人,94,395世帯の中間都市である。保健婦の所属する衛生課保健指導係には保健婦16名,栄養士1名,事務職員4名がいる。業務内容は,保健活動の外に夜間休日応急診療所関係,難病関係,母子栄養関係などがある。
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