やさしい目で きびしい目で・171
草原を走る
清水 聡子
1
1帝京大学
pp.363
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410105155
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2年前の春,長男は医学部に,次男は中学に入学した。6歳離れているので卒業・入学が重なることになる。2年前は大学受験と中学受験が重なり,母としては気のもめる毎日であった。無事進学も決まり,当たり前だが次男にも背が追い越され,私が家の中で一番小さい人になってしまった。
私の母は眼科医,祖母はもともと歯科医,叔母たちも医師であったり薬剤師であったり,私・弟・いとこたちを育てながら皆働いていた。彼女たちの影響が強く,子どもの頃から私も大人になったら当然働きながら家庭をもつのだと思っていた。
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