特集 派遣保健婦の足跡をたどる
町村における評価をたずねると
《わが町の保健婦を語る》
住民に親しまれ信頼されて
平野 俊雄
1
1大井町役場環境衛生課
pp.745-746
発行日 1984年9月10日
Published Date 1984/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206887
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私が,環境衛生課へ来て保健婦と共に仕事をするようになって早や4年半が過ぎ去ろうとしています。わが大井町は神奈川県の西部に位置し,西に霊峰富士を眺め,麓に清流酒匂の恵みを頂いています。面積14.71km2,人口13,700余,世帯数3,700余の小さな町です。かつては農業中心の町でしたが,昭和40年代前半頃から町の様相に目立った変化が生まれました。国道255号線の開通,東名高速道路の開通にともなう大井松田インターチェンジの開設,第一生命の大井町への移転等によって,急速なテンポで都市的様相に変貌してきました。人口も昭和40年には7,000余りであったものが,現在では約2倍になっており,新住民の流入と自然増とがあいまって急速に増加しております。
こうした状況の中で,保健婦さんがどのようにして町の中に溶けこんできてくれるだろうか,心配するところでした。
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