特集 生活の実態に迫る実習を
座談会
現場・学校・学生の共同作業を志す
宇佐美 美砂子
1
,
塩地 充子
2
,
杉山 郁子
2,3
,
仲田 千津子
4
,
一言 正枝
5
,
森口 育子
6
,
諸井 とみ江
6
1沼津保健所
2清水保健所
3前厚生保育専門学校
4島田市役所
5藤枝市役所
6厚生保育専門学校
pp.698-714
発行日 1983年8月10日
Published Date 1983/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206721
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調査結果を住民に返す過程で
杉山 当学科では,特に42年から15年間,保健婦の立場で地域住民の健康問題発見から対策樹立までの過程を,《地域保健活動演習》と称して,実習と共に教育課程の中に位置づけ,実施してきました。しかし卒業生が現場でそれらの一連の過程を実践できないとか,実践していない,根づかない,そんな意見が教員の方に入ってきて,教員一同,これではいけないということで,なぜ実施できないのかを考えて,昭和55年から演習形態を一部変更し,更に56年に大きく形態を変えて,演習と実習を一本化させてきました。
変更するに当たっては,教員側はすごい不安と,それなりの覚悟をもって臨んできました。で,2年目を迎えて,教員としては学生の学習成果として,以前より大きな手ごたえを感じてはおります。
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