あんてな
共同作業所の現状
秋元 波留夫
1,2
1共同作業所全国連絡会
2東京都立松沢病院
pp.282
発行日 1986年4月15日
Published Date 1986/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103551
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本誌の「とびら」(15巻7号,1981年7月)で地域作業所の活動への協力を理学療法士や作業療法士の皆さんに訴えてから5年になる.この間に全国各地での共同作業所づくりは一層盛んになり,地域の障害者の人たちの自立のために無くてはならない大切な資源となっている.
地域作業所の現状についての調査は国の障害者処遇についての行政が医療,福祉,労働とばらばらに分断されているために包括的な施策のもとになる調査が行われておらず,その実状を明らかにすることができないが,昭和59年8月末現在,全日本精神薄弱者育成会の調査によると,社会福祉法人等の認可基準にみたない,いわゆる小規模作業所が825ヵ所の多数に達していることが分かっている.
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