特集 生活の実態に迫る実習を
静岡県立厚生保育専門学校保健学科の試み
地域実習を受け入れた私達の保健婦活動とそのゆくえ
村松 祥子
1
,
松下 良子
1
,
花崎 節子
1
,
市川 いづみ
1
,
小川 弥生
1
,
井出 光代
1
,
酒谷 初江
1
,
増田 品子
1
,
金指 弘子
1
,
関原 清美
1
,
池田 宣子
1
,
中村 元己
1
,
湯沢 まさみ
1
1静岡県富士市役所
pp.694-697
発行日 1983年8月10日
Published Date 1983/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206720
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はじめに
先頃のこと,富士市では今年度の健康づくり推進委員協議会メンバーの改選期であったが,新委員の選定をめぐり担当保健婦が,「これを機会に地区の実践者代表を入れ協議会の活性化を図りたい」と主張し,上司に対して一歩も譲らなかった。そのやりとりを聞いて,今年も学生実習を受け入れた私達にとって新しい角度と活性化を求める意味で大きな学びがあったことを確信した。
ともすれば実習受入れは"現場が多忙""保健婦のしんどさ""諸々の条件整備の不足"などを理由に否定され,関係者が一体となってというよりも,現場保健婦の非常な努力の上に成り立っていたのが実態であると思っている。
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