特集 新制度保健婦教育総括
フリートーキング
これからの保健婦教育のゆくえ
保健婦学院
pp.29-36
発行日 1970年9月10日
Published Date 1970/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204750
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「よく働く」保健婦を志願しているか
S 「看護教育」の6月号の木下安子先生が書いておられる「保健婦学校養成所の教育についての卒業生の意見」これを非常に興味深く読ませてもらったんですけれども,保健所保健婦になりたいという人がかなりいるけれども,実際にいわゆる誇りを持って働いているかという調査に対して,実際に誇りを持って働いているという一番最高が市町村のほうです。それで事業所,学校とそろって保健所は約50%で一番下だった。しかも専門技術が生かせるかどうかという点に関しても,やっぱり布町村が一番生かせるというふうにいって,保健所というものが一番下なんですね。
その辺のところを,いわゆる働く場所の環境というんですか,それと左右するわけで,やっぱり現在の保健所の問題が,わけのわからない問題がはっきり出ていると思うんですね。その辺やっぱり突っついていかないと,教育の内容の問題がもっとはっきりしていかないんじゃないかと思うんですね。なりたいと思うんだけれども実際入ってみると全然生かせない,動けない,それでいやになっちゃう。そういうもやもやした中をどこに視点を置いて整理していったらいいかということだと思うんですけれども。
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