特集 老人保健活動で活動の活性化を
第15回自治体に働く保健婦のつどい集録
第15回自治体に働く保健婦のつどい事務局編
老人保健法と保健婦活動の課題
シンポジウム
私達が実践している老人保健活動
小林 ヒサエ
,
長岡 夕岐子
,
飴谷 絹子
,
代田 妙子
,
高橋 和子
,
太田 貞司
,
大石 重一
1
,
田辺 正忠
2
1神奈川県高齢者問題地域連絡会
2早稲田診療所
pp.492-506
発行日 1983年7月10日
Published Date 1983/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206700
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
司会 今,全国各地で,2月から発足する老人保健法に取り組んで,いろいろ悩んでおられる方も多いと思います。現に仕事を進めている所は,この仕事がどうなるか,まだ何も手をつけていない所は何から手をつけていったらいいか,又市町村の方は,保健所との関連をどうしたらいいか,保健所は保健所で,すべて市町村に仕事が降りていく中でどうなるのか,等々いろいろと不安を持っていうと思います。
第12回の保健婦のつどいのシンポジウムで,大阪松原市の給食サービスの取組が報告されました。この活動は大きな波紋を呼び,地域にも受け止められて,お年寄りには本当に感謝されています。しかし,その一方で,だれひとり,もっとこういうものが欲しいとか,回数を増やして欲しいという要求を出してこないと言うんですね。それは多分,保健婦がこの老人を組織しなかったところにあるのではないかと,保健婦の方が《高齢者の健康と保健活動》という本に書かれています。
Copyright © 1983, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.