特集 保健婦の仕事を考える
第20回自治体に働く保健婦のつどい集録
シンポジウム
ほんとに保健婦の仕事と私達の実践—保健婦活動の今後を展望する
五十嵐 松代
,
高橋 和子
,
熊谷 勝子
,
速水 敏子
1
,
山本 繁
2
,
中沢 正夫
3
,
西本 多美江
,
山岸 春江
4
,
寺田 和子
5
,
長原 慶子
6
1大阪府寝屋川保健所
2兵庫県尼崎北保健所
3東京都代々木病院
4千葉大学看護学部
5岡山県岡山市役所
6神奈川県川崎市幸保健所
pp.598-619
発行日 1988年7月10日
Published Date 1988/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662207567
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司会 いま,保健婦をめぐる情勢は厳しくなっておりまして,ここ2〜3年が勝負とまでいわれているような現状になっています。昨年4月に出された厚生省の看護制度検討会の報告書にも,保健婦の役割が訪問看護婦とか,コーディネーターとしてのように示されていますが,ほんとうに保健婦の仕事とは一体何なのか。憲法25条に保障されている国民の健康権だとか,生活権,そういうものを担う役割としての保健婦の活動とは一体何なのかということをこのシンポジウムで論議したいと思います。まずシンポジストの方々に報告をいただき,その後,助言の先生方にも気軽にお話し合いしていただく予定です。きょうはきれいごとの発言じゃなくて,本音を語り合おうという形で,ずばりと発言をしていただく予定にしておりますので,その辺でも皆さんの積極的なご参加をいただきたいと思います。
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