連載 質の高い援助を考える・7
—脊損患者の訪問から—重度の身体障害者が家庭で生きることのきびしさを学んだ例(2)
平賀 春美
1,2
,
中重 喜代子
,
杉田 チヅ子
,
安藤 登志子
1東京都東久留米保健所
2事例検討会
pp.310-315
発行日 1982年4月10日
Published Date 1982/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206503
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事例検討会 昭和51年6月〜9月
検討会は,脊損症についての学習も併せ4回にわたった。
前述のように検討に先立ちあらかじめレポートを送付しておいたが,メンバーはこのような事例は経験がなかったため,患者や家族の状態のイメージをそれぞれが描き,理解していくことにかなりの時間を必要とした。くり返し確認や質問をしながら,ほぼ状況がつかめたところで,問題点をあげ,更にそれに関する事実を整理しながら,次のような検討を行った。
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