連載 質の高い援助を考える・6
—脊損患者の訪問から—重度の身体障害者が家庭で生きることのきびしさを学んだ例(1)
平賀 春美
1,2
,
中重 喜代子
,
杉田 チヅ子
,
安藤 登志子
1東京都東久留米保健所
2事例検討会
pp.152-156
発行日 1982年2月10日
Published Date 1982/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206481
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長年介護していた妻が腰痛となって入院したため,頸損の尿路管理について保健婦に援助を求められ,これを契機に家庭訪問を続けた例である。頸損者の看護について未経験であり,カテーテル交換には不安があったが,目前の必要に迫られて訪問を重ねていった。この援助過程で,重度の身障者が人間らしく生活していくことの困難さと,援助の重要さを学ぶことができた。
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